京童ノ口ズサミ 種間競争 ニツイテカタルノミ

生態学第8章種間競争です。

8.1 はじめに

他種個体との資源の取り合いの結果

一方の種の繁殖力、生存率、成長力などが低下し

それだけにとどまらず個体群動態、種の分布、進化に影響を及ぼす。

こういった他種の個体群に与える効果について見ていくみたいです。

って宣言しただけだけど。

8.2 種間競争のいくつかの事例

事例を6つ紹介してそれについて後から纏めていきますが

ここではその名前だけご紹介。

8.2.1 サケ科魚類の種間競争

8.2.2 フジツボの種間競争

8.2.3 ヤエムグラ属の種間競争

8.2.4 ゾウリムシ属の種間競争

8.2.5 鳥類の種間競争

8.2.6 珪藻の種間競争

8.3 これらの事例から分かること

異なる種同士が自然状況下で競争する。

特定の生息場所から排除し合い、共存しない。

生息場所をわずかに変えることで共存する。

がとりあえずあたりまえ?としてわかった。

というか確かめられたらしい。

そして鳥類のところが面倒で

種間競争の生態的、および進化的効果の両方に、十分な、そして別々の注意を払わなければならない。

観察されたパターンの説明として競争を引き合いにだすことは、最初の論点にもかかわらず、とても難しい。


だそうです。

なんかカラという鳥がいて5種が共存しているように見える…。

時間が経っているから

競争した結果なのか

ただ勝手に進化した結果なのか

昔はもっといて競争して5種になったのか

とかなんでも考えられる…。

そして引用したように結局それはわからない…。

そして一般的に通用するような方法はまだない…。

生態学って感じです…。

わからない…。

だからやるんですけど…。

まー勝手に決めつけずにいろいろ考えてね!

ってお話でした。

8.3.2 消費型競争、干渉型競争、多感作用

消費型は、一方が消費した結果エサが減り

それがもう一方に影響する。

干渉型は、一方が直接的に干渉する。

フジツボ1が岩礁の空間を占拠すると、他のフジツボ2が入れないとか…。

多感作用は、他種にとっては毒性があるが、生産する種には毒性の無い化学物質の生産と、
周囲の環境への放出を介して生じるもの。

こういう物質は100種以上知られているけど結局実験下だから

実際の環境でどうなっているかわからない。

わかってないのです。

結局。

わからない…。

なんかなー。

8.3.3 対称的競争と非対称的競争

なんというか同じ力?を持った生物はいないのだから

他の処で影響される?ってことですかね?

イワフジツボは乾燥にフジツボより弱いから

イワフジツボはフジツボがいるところには進出できない…。

でもフジツボはイワフジツボのいる場所に進出できる…。

とか。

面白いのは消化管に住む寄生虫は消化管の上下で力が違う。

上の方は下に対して資源の占守とかで影響力が大きいけど

下にいる寄生虫はなにもできない…。

ヒトのからだのなかでも戦争が起きているのです…

8.3.4 ある資源をめぐる競争は他の競争に影響しうる

まーなんというかなんだろう。

植物の光という競争があったときに

光で負けた生物は根も広げられないし、実も小さくなるとか

けっこう影響力がおおきくなるね。

ってお話でした。

8.4 競争排除か、共存か?

とりあえず飽きた。

球形はいりまーす。

8.4.1 種間競争のロジスティック・モデル

ロトカ-ヴォルテラ競争方程式から4つの場合に分けられる。

でもこれは2つの種が競争した場合で

3種以上には適用できない。

この理由としては内的自然増加率に依存しないモデルだかららしい。

勝手に増えるとそれが影響するけどそれは無視するよ!

ってことらしいですね。

2種で考えるから4つのうち2つは

種1か種2が勝つ。

絶滅にまで追い込んでしまう。

3つ目は不安定。

1つめと2つめは単純に?種間競争がどちらかだけが強かったことに起因しているけど

3つ目は他種間と強く競争する。

だからどっちが安定するかは運次第。

ここでたぶん内的自然増加率とか関係してくるけど無視してるモデルだから。

最後は両方とも相手に対して挑まない感じ?

そこそこ頑張るから安定して共存できる。

この4つが存在しています。

8.4.2 競争排除則

2種で競争した時にニッチという考え方を導入する。

基本ニッチは他種との競争がない場合のニッチ。

実現ニッチは競争主によって決まるニッチ。

具体的に見ていたけど省略して、現在共存していると思われるやつらは

実現ニッチが分化していると考えられる。

しかしそれが昔戦ったからか、今も戦っているか

共存出来ない種が排除されたのか

わかんない。

だって過去は調べられないんだもん。

今しか見えないのです。

こういう考え方を共存排除則っていうらしくて

ガウゼの原理っていうかっこいい名前もある。

これらは

1. 広い証拠がある。

2. 直観的にわかりやすい。

3. 理論的裏付け(ロトカ-ヴォルテカ・モデル)がある。

から支持されてるけど結局わからないんだよね。

8.4.3 敵対作用

さっきみた4つのうち3つ目について

甲虫で調べたヒトがいてそれによると

環境とか、最初の密度によって

結果は確定的ではなく、確率的なものであった

らしい。

偶然なのです。

なんかなー。

研究者は範囲を自分で決めて

その中において正しいかどうか自分で決める。

その枠組みが正しいのか、その中で正しい挙動をするのか批判されるらしいけど

偶然。

わかんない。

不安定。

厭だなー。

8.5 異質性、移住、先取り型競争

環境の影響を考えます。

でもパッチ状にしかないし

安定的になるかどうかなんてわからない。

だとしても平衡に達するまでの速度とかを考えることはできる。

だからやってみよう!

ってお話です。

8.5.1 予測できないギャップ-競争に弱い種は移住に優れている

ギャップっていう安定的な環境の中でも火災、地滑り、落雷などで

何もない場所が存在する。

そこに進出する速度が早ければそういう種も存続できる。

渡り歩いているような一年生植物が存在している。

8.5.2 予測できないギャップ-空間の先取り

2種の競争において空間の移動を考えると

同じ速度で進出できるわけではないし、同じ量が進出できるわけではない。

するとまー共存も可能だよ。

8.5.3 変動する環境

プランクトンの逆説というのがあって?

単純な海という環境の中でもたくさんの種類が存在している。

これは絶えず変化しているから排除されるまでに

環境が変わる。

プランクトンって大変だ。

ヒトみたいに安定していないからな。

ヒトも最近不安定にして実力を見分けようとしているけど

そんなことしないでほしい。

誰でも生きられる世の中になってほしい。

というかコンピュータの導入でできると思う。

働き過ぎである。

これも成長し続けないといけない資本主義に影響だな。

そろそろ安定している低成長を考えてほしい。

伸び続けるなんて不可能です。

8.5.4 束の間のパッチと予測できない持続期間

パッチって意外と空間的ではなく時間的にもあっという間にできてなくなる。

でもそれですら競争の対象になる。

8.5.5 集中分布

すなわち、(空間的、時間的、また個体の)異質性は、生態的な相互作用を安定させる作用を及ぼし得るのである。

結局これだね。

いろいろいたほうが安定する。

たぶん会社がつぶれそうかどうかは入るヒトが単純かどうかによるのだ。

ぜひ多様性の担保された会社、役所でやっていきたいものだ。

8.6 見かけの競争-敵のいない空間

見かけの競争であったり

敵の競争であったり

見たいものを超えた間接的な相互作用について意識しておかないといけないということです。

8.7 種間競争の生態的効果-実験的アプローチ

生態は観察するだけだと不安定だから実験をする。

でもそうすると

1. 自然条件とは異なる環境で実験している。

2. 実験が考慮していない重要なニッチ次元が失われる。

という問題点がある。

8.7.1 長期の実験

生物によっては数世代かけて競争するから

扱いやすい生物とそうでないのに自然に分かれてしまう。

8.7.2 一世代での実験

最初の状態と最後の状態を比較して実験結果を見るやり方。

置き換え実験は2種の個体数の割合を変化させて効果をしらべる。

まー数世代にわたる影響は無視される。

付加実験は加える実験。

全体の密度と種の割合が同時に変化する。

だからどちらが影響を及ぼしたのかわからない。

このために反応面分析を行う。

8.8 種間競争の進化上の影響

8.8.1 自然の実験

少し休憩。

自然の実験の良い点は”自然”であることである。

残念なのは本当の”実験”ではなく、”対照群”でもないことだ。

どのような実験であれ、競争者から解放され

形質転換と呼ばれる形質が変化する。

具体例はパス。

8.8.2 自然の実験を用いた実験

シロツメクサを使った実験が紹介されてた。

ダメだなー。

なんか3日も続けてやると萎える。

まとめられない自分と量の多い本と…。

もっとなんというかこー自分の集中力を上げるのと

なんかどうすればいいのかねー。

8.8.3 淘汰実験

これはあんまり成功例がない。

実験的に淘汰圧をかけて結果を見るだけだけど

競争力は高くなるけどどのように達成されたかわからない…。

8.9 共存している競争者のニッチ文化と類似性

1940年の生態学者の心を惹きつけたのは

安定して共存するために、競争種は異なる必要があるのか

異なるという言葉の意味が定義されてないし

今まで見てきたように競争者が共存する際にはニッチが分化してきた。

まー同じだったら競争しているといえないのか?

なんか私の意見とベゴンの見解が混じっているのをどうにかしようと思ってます。

引用符を付けるとか斜線にするとか考えたけど

いちいちするのが面倒…。

後から見直してつけていくのもだるい…。

そういうことをしてはいけないのでしょう。

なんかわかりやすい方法がないかなー。

引用は斜線になってます。

でも書いてあることをまとめたらそれは私の意見?

それともベゴンの意見?

私の感想だけで存在するものは存在するのか?

そのあたりもなかなか難しい問題をはらんでいます。

少し設問を変えると

安定して共存するためには、それ以上異ならなければならないような、ニッチ分化の最小の限度が存在するのか?

だそうです。

科学の進歩は、さまざまな疑問へ次々と答えることで達成されると思われるかもしれない。しかし、実際には、進歩とはある疑問をもっと適切で解きがいのある別の疑問に置き換えることで達成されることが多い

で、今見てきた質問というのがどんどん洗練されているけど

結局答えというか、正解は条件次第だそうです。

舐めてるよね、生態学。

この節でもわかんないから次は違うことを見てみようと思うんだ。

って書いてある…。

質問はだんだんうまくなってるし

データを取ってるから答えはある。

でも正解がない?

そんな感じ?

正解ってなに?

って話です。

なんか読んでて思うけど質問を考える学問ってびっくりです。

なんというか教わるのはもう終わったのです。

データの羅列は終わったのです。

何が言えるのか、何をいうのか。

それを考えていかなければならないようです。

8.10 ニッチ分化と資源の取り合いのメカニズム

競争すれば何かが変わるのです。

エサを取る時間、寝る時間、みたいな時間的なもの

エサを取る場所とか空間的なもの

でもどちらにせよ限られている。

だから資源がどう動いているのかっていう視点が欠かせない。

8.10.1 単一の資源をめぐる取り合い

単一の資源をめぐるのに適切なモデルが存在する。

R=mC/(g-m)

ドレも小文字のiが着きます。

R:平衡濃度

m:消費者の死亡率、減少率

C:単位生物体量当たりの相対的増加率の最大値の半分の率で成長し繁殖するときの資源濃度

g:到達しうる相対的増加率の最大値

Cがかっこいいですね。

意味わからないけど。

消費型競争に優れるため(Rが小さい)には

(g-m)が大きく、Cが小さければいい。

mについては引かれてるから小さい方がいい。

よって資源利用効率が高く、減少率が低く、増加率が高いらしい。

まーでも不可能だよね。

って話。

だから適当に折り合いを図っていこう!

って感じかなー。

8.10.2 2種類の資源をめぐる取り合い

http://www.lter.umn.edu/biblio/fulltext/t1209.pdf

いやー誰かが明らかにシュキャニングした感じのpdfです。

ここでTilmanさんが議論してます。

わからないけど。

こういう明らかに違法?のを載せるっていいのかなー。

とか思わなくもないな。

科学の論文ってお金がかかるのは理解できるし

必要性もわかるけど…。

一括できないのかなー。

同じ基準ですべてを見えるようにする。

そうするとみんなが最低限のお金を払って会員になるみたいな感じで

なんというか会員制の何かみたいにすればいいと思うのです。

それを一般と大学とかでわけあえばそれほどお金を掛けなくてもいいと思う。

出版する時代はそろそろ終わりで良くないか?

印刷するのは自前でどうぞ!

って感じのがいいと思う。

まー宣伝の処がなくなってしまうという問題か…。

面倒だな資本主義。

1. 生息場所で、一方の種が片方の資源に大きく制限され、もう一方の種がもう一方の資源に大きく制限される場合。

2. それぞれの種が、自種を制限する方の資源を多く消費する場合。

いずれかの場合に2つの資源をめぐって競争する2種も共存できる。らしい。

なんだろうなー。

読んでて当たり前だと思うけど当たり前だっていうのが難しいのですかね。

何がわかったのかわかるけど

それでで?ってなってしまう。

なんかなー。

なんだろう。

8.10.3 2種類以上の資源をめぐる取り合い

プランクトンの実験で環境というか資源がたくさんあればあるほど

種の多様性も多くなることがわかったそうです。

当たり前だけど種の多様性を唱えるならば

同じような環境を作ってはいけないということです。

でもそれって人間からすると面倒なんですよね。

それがいいか悪いかは置いておいても。

イエスマンしかいない会社がつぶれるのと同じか。

なんだろうなー。

虚しくはない。

わからんなー。

やっと8章終わった…。

後12章。

3月中に終わるかな…。

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君死にたまふことなかれ
あゝをとうとよ、君を泣く、

君死にたまふことなかれ、

末に生れし君なれば

親のなさけはまさりしも、

親は刃をにぎらせて

人を殺せとをしへしや、

人を殺して死ねよとて

二十四までをそだてしや。


堺の街のあきびとの

舊家をほこるあるじにて

親の名を繼ぐ君なれば、

君死にたまふことなかれ、

旅順の城はほろぶとも、

ほろびずとても、何事ぞ、

君は知らじな、あきびとの

家のおきてに無かりけり。


君死にたまふことなかれ、

すめらみことは、戰ひに

おほみづからは出でまさね、

かたみに人の血を流し、

獸の道に死ねよとは、

死ぬるを人のほまれとは、

大みこゝろの深ければ

もとよりいかで思されむ。


あゝをとうとよ、戰ひに

君死にたまふことなかれ、

すぎにし秋を父ぎみに

おくれたまへる母ぎみは、

なげきの中に、いたましく

わが子を召され、家を守り、

安しと聞ける大御代も

母のしら髮はまさりぬる。


暖簾のかげに伏して泣く

あえかにわかき新妻を、

君わするるや、思へるや、

十月も添はでわかれたる

少女ごころを思ひみよ、

この世ひとりの君ならで

あゝまた誰をたのむべき、

君死にたまふことなかれ。
雨ニモマケズ

雨ニモマケズ

風ニモマケズ

雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ

丈夫ナカラダヲモチ

慾ハナク

決シテ瞋ラズ

イツモシヅカニワラッテヰル

一日ニ玄米四合ト

味噌ト少シノ野菜ヲタベ

アラユルコトヲ

ジブンヲカンジョウニ入レズニ

ヨクミキキシワカリ

ソシテワスレズ

野原ノ松ノ林ノ蔭ノ

小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ

東ニ病気ノコドモアレバ

行ッテ看病シテヤリ

西ニツカレタ母アレバ

行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ

南ニ死ニサウナ人アレバ

行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ

北ニケンクヮヤソショウガアレバ

ツマラナイカラヤメロトイヒ

ヒデリノトキハナミダヲナガシ

サムサノナツハオロオロアルキ

ミンナニデクノボートヨバレ

ホメラレモセズ

クニモサレズ

サウイフモノニ

ワタシハナリタイ
百人一首
秋の田の
かりほの庵の
とまをあらみ
我が衣手は
露にぬれつつ      
 1 天智天皇

春過ぎて
夏来にけらし
白妙の
衣干すてふ
天の香具山          
 2 持統天皇

あしびきの
山鳥の尾の
しだり尾の
ながながし夜を
ひとりかもねむ    
 3 柿本人丸

田子の浦に
うち出てみれば
白妙の
富士のたかねに
雪は降りつつ     
 4 山辺赤人

奥山に
紅葉踏み分け
鳴く鹿の
声聞くときぞ
秋はかなしき        
 5 猿丸大夫

かささぎの
渡せる橋に
おく霜の
白きを見れば
夜ぞ更けにける      
 6 中納言家持

天の原
ふりさけみれば
春日なる
三笠の山に
いでし月かも        
 7 阿倍仲麻呂

我が庵は
都のたつみ
しかぞ住む
世をうぢ山と
人はいふなり       
 8 喜撰法師

花の色は
移りにけりな
いたづらに
我が身世にふる
ながめせしまに    
 9 小野小町

これやこの
行くも帰るも
別れつつ
知るも知らぬも
逢坂の関       
 10 蝉丸

和田の原
八十島かけて
漕ぎ出ぬと
人にはつげよ
あまのつりぶね     
 11 参議篁

あまつ風
雲の通ひ路
吹きとぢよ
乙女の姿
しばしとどめむ        
 12 僧正遍昭

つくばねの
峰より落つる
みなの川
恋ぞつもりて
淵となりける      
 13 陽成院

陸奥の
しのぶもぢずり
誰ゆゑに
乱れそめにし
我ならなくに       
 14 河原左大臣

君がため
春の野に出て
若菜つむ
我が衣手に
雪はふりつつ        
 15 光孝天皇

立ち別れ
いなばの山の
峰におふる
まつとしきかば
今帰りこむ      
 16 中納言行平

ちはやぶる
神代もきかず
龍田川
からくれなゐに
水くぐるとは      
 17 在原業平朝臣

住の江の
岸による波
よるさへや
夢の通ひ路
人めよくらむ        
 18 藤原敏行朝臣

難波がた
短き葦の
ふしの間も
逢はでこの世を
過してよとや       
 19 伊勢

わびぬれば
今はた同じ
難波なる
身をつくしても
逢はむとぞ思ふ     
 20 元良親王

今こむと
いひしばかりに
長月の
有明の月を
待ちいでつるかな      
 21 素性法師

吹くからに
秋の草木の
しほるれば
むべ山風を
嵐といふらむ       
 22 文屋康秀

月みれば
千々に物こそ
悲しけれ
我が身ひとつの
秋にはあらねど     
 23 大江千里

このたびは
幣もとりあへず
手向山
紅葉の錦
神のまにまに        
 24 菅家

名にしおはば
逢坂山の
さねかづら
人に知られで
くるよしもがな     
 25 三条右大臣

小倉山
峰の紅葉ば
心あらば
今ひとたびの
みゆきまたなむ        
 26 貞信公

みかの原
わきて流るる
泉河
いつ見きとてか
恋しかるらむ        
 27 中納言兼輔

山里は
冬ぞ寂しさ
まさりける
人めも草も
かれぬと思へば        
 28 源宗干朝臣

心あてに
折らばや折らむ
初霜の
おきまどはせる
白菊の花        
 29 凡河内躬恒

有明の
つれなく見えし
別れより
暁ばかり
うきものはなし        
 30 壬生忠岑

朝ぼらけ
有明の月と
見るまでに
吉野の里に
降れる白雪         
 31 坂上是則

山川に
風のかけたる
しがらみは
流れもあへぬ
紅葉なりけり       
 32 春道列樹

ひさかたの
光のどけき
春の日に
しづ心なく
花の散るらむ        
 33 紀友則

誰をかも
知る人にせむ
高砂の
松も昔の
友ならなくに          
 34 藤原興風

人はいさ
心も知らず
故郷は
花ぞ昔の
かに匂ひける
 35 紀貫之

夏の夜は
まだ宵ながら
明けぬるを
雲のいづくに
月宿るらむ       
 36 清原深養父

白露に
風の吹きしく
秋の野は
つらぬきとめぬ
玉ぞ散りける       
 37 文屋朝康

忘らるる
身をば思はず
誓ひてし
人の命の
惜しくもあるかな       
 38 右近

浅茅生の
小野の篠原
忍ぶれど
あまりてなどか
人の恋しき        
 39 参議等

忍ぶれど
色に出にけり
わが恋は
物や思ふと
人の問ふまで        
 40 平兼盛

恋すてふ
我が名はまだき
立ちにけり
人知れずこそ
思ひ初めしか     
 41 壬生忠見

契りきな
かたみに袖を
しぼりつつ
末の松山
波こさじとは        
 42 清原元輔

あひ見ての
後の心に
くらぶれば
昔は物も
思はざりけり         
 43 権中納言敦忠

逢ふ事の
絶えてしなくは
中々に
人をも身をも
恨みざらまし       
 44 中納言朝忠

あはれとも
いふべき人は
思ほえで
身のいたづらに
なりぬべきかな    
 45 謙徳公

由良の戸を
渡る舟人
かぢを絶え
行くへも知らぬ
恋の道かな       
 46 曾禰好忠

八重葎
しげれる宿の
寂しきに
人こそ見えね
秋は来にけり        
 47 恵慶法師

風をいたみ
岩うつ波の
をのれのみ
くだけて物を
思ふころかな      
 48 源重之

みかきもり
衛士のたく火の
夜は燃え
昼は消えつつ
物をこそ思へ     
 49 大中臣能宣

君がため
惜しからざりし
命さへ
長くもがなと
思ひぬるかな       
 50 藤原義孝

かくとだに
えやはいぶきの
さしも草
さしも知らじな
燃ゆる思ひを    
 51 藤原実方朝臣

明けぬれば
くるるものとは
知りながら
なほうらめしき
朝ぼらけかな   
 52 藤原道信朝臣

嘆きつつ
ひとりぬる夜の
明くるま
いかに久しき
ものとかはしる     
 53 右大将道綱母

わすれじの
行末までは
かたければ
けふをかぎりの
命ともがな      
 54 儀同三司母

滝の音は
絶えて久しく
なりぬれど
名こそ流れて
なほ聞こえけれ     
 55 大納言公任

あらざらむ
この世のほかの
思ひ出に
今ひとたびの
逢ふ事もがな     
 56 和泉式部

めぐり逢ひて
見しやそれとも
わかぬまに
雲がくれにし
夜半の月影    
 57 紫式部

有馬山
いなのささ原
風吹けば
いでそよ人を
忘れやはする        
 58 大弐三位

やすらはで
ねなまし物を
さよ更けて
かたぶくまでの
月を見しかな    
 59 赤染衛門

大江山
いくのの道の
遠ければ
まだふみもみず
天の橋立         
 60 小式部内侍

いにしへの
奈良の都の
八重桜
けふ九重に
匂ひぬるかな         
 61 伊勢大輔

夜をこめて
鳥の空音は
はかるとも
よに逢坂の
関はゆるさじ       
 62 清少納言

今はただ
思ひ絶えなむ
とばかりを
人づてならで
いふよしもがな     
 63 左京大夫道雅

朝ぼらけ
宇治の川ぎり
絶えだえに
あらはれわたる
瀬々の網代木     
 64 権中納言定頼
恨みわび
ほさぬ袖だに
ある物を
恋にくちなん
名こそ惜しけれ      
 65 相模

もろともに
あはれと思へ
山桜
花よりほかに
知る人もなし        
 66 大僧正行尊

春の夜の
夢ばかりなる
手枕に
かひなくたたむ
名こそ惜しけれ      
 67 周防内侍

心にも
あらでうき世にに
ながらへば
恋しかるべき
夜半の月かな     
 68 三条院

嵐吹く
三室の山の
紅葉ばは
龍田の川の
錦なりけり           
 69 能因法師

寂しさに
宿を立ち出て
ながむれば
いづくも同じ
秋の夕暮れ       
 70 良暹法師

夕されば
門田の稲葉
おとづれて
あしのまろやに
秋風ぞ吹く       
 71 大納言経信

音に聞く
たかしの浜の
あだ波は
かけじや袖の
ぬれもこそすれ    
 72 祐子内親王家紀伊

高砂の
尾上の桜
咲きにけり
とやまの霞
たたずもあらなむ        
 73 前中納言匡房

うかりける
人をはつせの
山おろしよ
はげしかれとは
祈らぬ物を     
 74 源俊頼朝臣

契りおきし
させもが露を
命にて
あはれことしの
秋もいぬめり      
 75 藤原基俊

和田の原
漕ぎ出てみれば
ひさかたの
雲ゐにまがふ
沖つ白波 
 76 法性寺入道前関白太政大臣

瀬をはやみ
岩にせかるる
滝川の
われてもすゑに
逢はむとぞ思ふ     
 77 崇徳院

淡路島
かよふ千鳥の
鳴く声に
いく夜ねざめぬ
須磨の関守        
 78 源兼昌

秋風に
たなびく雲の
絶え間より
もれいづる月の
かげのさやけさ     
 79 左京大夫顕輔

長からむ
心も知らず
黒髪の
乱れてけさは
物をこそ思へ         
 80 待賢門院堀河

ほととぎす
鳴きつるかたを
ながむれば
ただ有明の
月ぞ残れる     
 81 後徳大寺左大臣

思ひわび
さても命は
ある物を
うきにたへぬは
涙なりけり        
 82 道因法師

世の中よ
道こそなけれ
思ひ入る
山の奥にも
鹿ぞ鳴くなる      
 83 皇太后宮大夫俊成

ながらへば
またこのごろや
しのばれむ
うしと見し世ぞ
いまは恋しき   
 84 藤原清輔朝臣

よもすがら
物思ふころは
明けやらぬ
閨のひまさへ
つれなかりけり    
 85 俊恵法師

嘆けとて
月やは物を
思はする
かこちがほなる
我が涙かな        
 86 西行法師

村雨の
露もまだひぬ
まきの葉に
霧立ちのぼる
秋の夕暮れ        
 87 寂蓮法師

難波江の
葦のかりねの
ひとよゆゑ
身をつくしてや
恋わたるべき     
 88 皇嘉門院別当

玉の緒よ
絶えなば絶えね
ながらへば
忍ぶることの
よわりもぞする    
 89 式子内親王

見せばやな
雄島のあまの
袖だにも
ぬれにぞぬれし
色はかはらず     
 90 殷富門院大輔

きりぎりす
鳴くや霜夜の
さむしろに
衣かたしき
ひとりかもねむ  
 91 後京極摂政太政大臣

我が袖は
しほひに見えぬ
沖の石の
人こそしらね
かわくまもなし     
 92 二条院讃岐

世の中は
常にもがもな
なぎさ漕ぐ
あまのをぶねの
綱手かなしも     
 93 鎌倉右大臣

み吉野の
山の秋風
さよ更けて
故郷寒く
衣うつなり           
 94 参議雅経

おほけなく
うき世の民に
おほふかな
我が立つ杣に
墨染めの袖      
 95 前大僧正慈円

花さそふ
嵐の庭の
雪ならで
ふり行くものは
我が身なりけり      
 96 入道前大政大臣

こぬ人を
まつほの浦の
夕なぎに
焼くやもしほの
身もこがれつつ     
 97 権中納言定家

風そよぐ
ならの小川の
夕暮れは
みそぎぞ夏の
しるしなりける      
 98 従二位家隆

人もをし
人も恨めし
あぢきなく
世を思ふゆゑに
物思ふ身は       
 99 後鳥羽院

百敷や
古き軒端の
しのぶにも
なほあまりある
昔なりけり       
 100 順徳院
2013.08.20からの人数
2013.01.15から
6727名様に
訪れて頂いています。
それ以前は神のみぞ知る。

アクセス解析の結果と
値が若干違うのは
なぜでしょうか…。
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二条河原落書

此頃都ニハヤル物

 

夜討 強盗 謀綸旨

 

召人 早馬 虚騒動

 

生頸 還俗 自由出家

 

俄大名 迷者

 

安堵 恩賞 虚軍

 

本領ハナルヽ訴訟人

 

文書入タル細葛

 

追従 讒人 禅律僧

 

下克上スル成出者

 

器用ノ堪否沙汰モナク

 

モルル人ナキ決断所

 

キツケヌ冠上ノキヌ

 

持モナラハヌ杓持テ

 

内裏マシワリ珍シヤ

 

賢者カホナル伝奏ハ

 

我モ我モトミユレトモ

 

巧ナリケル詐ハ

 

ヲロカナルニヤヲトルラム

 

為中美物 ニアキミチテ

 

マナ板烏帽子ユカメツヽ

 

気色メキタル京侍

 

タソカレ時ニ成ヌレハ

 

ウカレテアリク色好

 

イクソハクソヤ数不知

 

内裏ヲカミト名付タル

 

人ノ妻鞆ノウカレメハ

 

ヨソノミル目モ心地アシ

 

尾羽ヲレユカムエセ小鷹

 

手コトニ誰モスエタレト

 

鳥トル事ハ更ニナシ

 

鉛作ノオホ刀

 

太刀ヨリオホキニコシラヘテ

 

前サカリニソ指ホラス

 

ハサラ扇ノ五骨

 

ヒロコシヤセ馬薄小袖

 

日銭ノ質ノ古具足

 

関東武士ノカコ出仕

 

下衆上臈ノキハモナク

 

大口ニキル美精好

 

鎧直垂猶不捨

 

弓モ引ヱヌ犬追物

 

落馬矢数ニマサリタリ

 

誰ヲ師匠トナケレトモ

 

遍ハヤル小笠懸

 

事新キ風情也

 

京鎌倉ヲコキマセテ

 

一座ソロハヌエセ連歌

 

在々所々ノ歌連歌

 

点者ニナラヌ人ソナキ

 

譜第非成ノ差別ナク

 

自由狼藉ノ世界也

 

犬田楽ハ関東ノ

 

ホロフル物ト云ナカラ

 

田楽ハナヲハヤル也

 

茶香十炷ノ寄合モ

 

鎌倉釣ニ有鹿ト

 

都ハイトヽ倍増ス

 

町コトニ立篝屋ハ

 

荒涼五間板三枚

 

幕引マワス役所鞆

 

其数シラス満々リ

 

諸人ノ敷地不定

 

半作ノ家是多シ

 

去年火災ノ空地共

 

クソ福ニコソナリニケレ

 

適ノコル家々ハ

 

点定セラレテ置去ヌ

 

非職ノ兵仗ハヤリツヽ

 

路次ノ礼儀辻々ハナシ

 

花山桃林サヒシクテ

 

牛馬華洛ニ遍満ス

 

四夷ヲシツメシ鎌倉ノ

 

右大将家ノ掟ヨリ

 

只品有シ武士モミナ

 

ナメンタラニソ今ハナル

 

朝ニ牛馬ヲ飼ナカラ

 

夕ニ賞アル功臣ハ

 

左右ニオヨハヌ事ソカシ

 

サセル忠功ナケレトモ

 

過分ノ昇進スルモアリ

 

定テ損ソアルラント

 

仰テ信ヲトルハカリ

 

天下一統メズラシヤ

 

御代ニ生テサマザマノ

 

事ヲミキクゾ不思議ナル

 

京童ノ口ズサミ

 

十分ノ一ヲモラスナリ

 
クジラの分類

真核生物ドメイン

動物界

脊索動物門

哺乳綱

クジラ目(14科40属86種)

 

ヒゲクジラ亜目
(4科6属14種)

 

セミクジラ科

 セミクジラ

タイセイヨウセミクジラ

 ミナミセミクジラ

 

コセミクジラ科

 コセミクジラ

 

ナガスクジラ科

 シロナガスクジラ

 ナガスクジラ

 イワシクジラ

 ニタリクジラ

 ツノシマクジラ

 ミンククジラ

 クロミンククジラ

 ザトウクジラ

 

コククジラ科

 コククジラ

 

ハクジラ亜目

(10科34属72種)

 

マッコウクジラ科

 マッコウクジラ

 

コマッコウクジラ科

 コマッコウ

 オガワコマッコウ

 

カワイルカ科

 インドカワイルカ

 

ヨウスコウカワイルカ科

 ヨウスコウカワイルカ

 

ラプラタカワイルカ科

 ラプラタカワイルカ

 

アマゾンカワイルカ科

 アマゾンカワイルカ

 

イッカク科

 シロイルカ

 イッカク

 

ネズミイルカ科

 スナメリ

 メガネイルカ

 ネズミイルカ

 コガシラネズミイルカ

 コハリイルカ

 イシイルカ

 

マイルカ科

 イロワケイルカ

 チリイロワケイルカ

 コシャチイルカ

 セオオアリイルカ

 マイルカ

 ハセイルカ

 ユメゴンドウ

 コビレゴンドウ

 ヒレナガゴンドウ

 ハナゴンドウ

 サラワクイルカ

 タイセイヨウカマイルカ

 ハナジロカマイルカ

 ミナミカマイルカ

 ダンダラカマイルカ

 ハラジロカマイルカ

 カマイルカ

 セミイルカ

 シロハラセミイルカ

 シャチ

 カワゴンドウ

 和名未定w

 カズハゴンドウ

 オキゴンドウ

 コビトイルカ

 和名未定w

 シナウスイロイルカ

 アフリカウスイロイルカ

 マダライルカ

 クリーメンイルカ

 スジイルカ

 タイセイヨウマダライルカ

 ハシナガイルカ

 シワハイルカ

 ハンドウイルカ

 ミナミハンドウイルカ

 

アカボウクジラ科

 ミナミツチクジラ

 ツチクジラ

 キタトックリクジラ

 ミナミトックリクジラ

 ロングマンオウギハクジラ

 ヨーロッパオウギハクジラ

 タイヘイヨウオウギハクジラ

 ハッブスオウギハクジラ

 コブハクジラ

 ジェルヴェオウギハクジラ

 ミナミオウギハクジラ

 イチョウハクジラ

 ニュージーランドオウギハクジラ

 ヒモハクジラ

 アカボウモドキ

 オウギハクジラ

 和名未定w

 ペルーオウギハクジラ

 和名未定w

 タスマニアクチバシクジラ

 アカボウクジラ

  

日本近海に棲息?
見つかった種(水族館を除く)

IWC(International Whaling Commission)の2012年のデータより

源氏文字鎖


源氏のすぐれてやさしきは

はかなく消えし桐壺

よそにも見えし帚木

われから音に鳴く空蝉

休らう道の夕顔

若紫の色毎に

匂う末摘花の香に

錦と見えし紅葉賀

風を厭いし花宴

結びかけたる

賢木の枝におく霜は

花散里の時鳥

須磨の恨みに沈みにし

忍びて通う明石潟

たのめしあとの澪標

繁き蓬生露深み

水に関屋の影映し

知らぬ絵合おもしろや

宿に絶えせぬ松風

もの憂き空の薄雲

世は朝顔の花の露

ゆかり求めし乙女子

かけつつ頼む玉鬘

臈たき春の初音の日

開くる花に舞う胡蝶

深きの思いこそ

その懐かしき常夏

遣水涼し篝火

野分の風に吹き迷い

日影雲らぬ行幸には

花も窶るる藤袴

槙の柱は忘れしを

折る梅枝の匂う宿

解けにし藤裏葉かな

なにとて摘みし若菜かも

森の柏木楢の葉よ

横笛の音はおもしろや

宿の鈴虫声も憂く

暗き夕霧秋深み

御法を悟りし磯の蜑

の世の程もなく

雲隠にし夜半の月

聞く名も匂宮兵部卿

うつろう紅梅色深し

忍ぶ節なる竹河

八十宇治川の橋姫

逃れ果てにし椎本

共に結びし総角

春を忘れぬ早蕨

元の色なる宿木

宿りとめ来し東屋

法の名も浮舟の中

契りの果ては蜻蛉

己が住まいの手習

儚かりける夢浮橋

年号
645 ~ 650 大化

650 ~ 654 白雉

686        朱鳥

 この間歴史なし

701 ~ 704 大宝

704 ~ 708 慶雲

708 ~ 715 和銅

715 ~ 717 霊亀

717 ~ 724 養老

724 ~ 729 神亀

729 ~ 749 天平

749 ~ 757 天平勝宝

757 ~ 765 天平宝字

765 ~ 767 天平神護

767 ~ 770 神護景雲

770 ~ 780 宝亀

781 ~ 782 天応

782 ~ 806 延暦

806 ~ 810 大同

810 ~ 824 弘仁

824 ~ 834 天長

834 ~ 848 承和

848 ~ 851 嘉祥

851 ~ 854 仁寿

854 ~ 857 斉衡

857 ~ 859 天安

859 ~ 877 貞観

877 ~ 885 元慶

885 ~ 889 仁和

889 ~ 898 寛平

898 ~ 901 昌泰

901 ~ 923 延喜

923 ~ 931 延長

931 ~ 938 承平

938 ~ 947 天慶

947 ~ 957 天暦

957 ~ 961 天徳

961 ~ 964 応和

964 ~ 968 康保

968 ~ 970 安和

970 ~ 973 天禄

973 ~ 976 天延

976 ~ 978 貞元

978 ~ 983 天元

983 ~ 985 永観

985 ~ 987 寛和

987 ~ 989 永延

989 ~ 990 永祚

990 ~ 995 正暦

995 ~ 999 長徳

999 ~ 1004 長保

1004 ~ 1012 寛弘

1012 ~ 1017 長和

1017 ~ 1021 寛仁

1021 ~ 1024 治安

1024 ~ 1028 万寿

1028 ~ 1037 長元

1037 ~ 1040 長暦

1040 ~ 1044 長久

1044 ~ 1046 寛徳

1046 ~ 1053 永承

1053 ~ 1058 天喜

1058 ~ 1065 康平

1065 ~ 1069 治暦

1069 ~ 1074 延久

1074 ~ 1077 承保

1077 ~ 1081 承暦

1081 ~ 1084 永保

1084 ~ 1087 応徳

1087 ~ 1094 寛治

1094 ~ 1096 嘉保

1096 ~ 1097 永長

1097 ~ 1099 承徳

1099 ~ 1104 康和

1104 ~ 1106 長治

1106 ~ 1108 嘉承

1108 ~ 1110 天仁

1110 ~ 1113 天永

1113 ~ 1118 永久

1118 ~ 1120 元永

1120 ~ 1124 保安

1124 ~ 1126 天治

1126 ~ 1131 大治

1131 ~ 1132 天承

1132 ~ 1135 長承

1135 ~ 1141 保延

1141 ~ 1142 永治

1142 ~ 1144 康治

1144 ~ 1145 天養

1145 ~ 1151 久安

1151 ~ 1154 仁平

1154 ~ 1156 久寿

1156 ~ 1159 保元

1159 ~ 1160 平治

1160 ~ 1161 永暦

1161 ~ 1163 応保

1163 ~ 1165 長寛

1165 ~ 1166 永万

1166 ~ 1169 仁安

1169 ~ 1171 嘉応

1171 ~ 1175 承安

1175 ~ 1177 安元

1177 ~ 1181 治承

1181 ~ 1182 養和

1182 ~ 1185 寿永

1184 ~ 1185 元暦

1185 ~ 1190 文治

1190 ~ 1199 建久

1199 ~ 1201 正治

1201 ~ 1204 建仁

1204 ~ 1206 元久

1206 ~ 1207 建永

1207 ~ 1211 承元

1211 ~ 1213 建暦

1213 ~ 1219 建保

1219 ~ 1222 承久

1222 ~ 1224 貞応

1224 ~ 1225 元仁

1225 ~ 1227 嘉禄

1227 ~ 1229 安貞

1229 ~ 1232 寛喜

1232 ~ 1233 貞永

1233 ~ 1234 天福

1234 ~ 1235 文暦

1235 ~ 1238 嘉禎

1238 ~ 1239 暦仁

1239 ~ 1240 延応

1240 ~ 1243 仁治

1243 ~ 1247 寛元

1247 ~ 1249 宝治

1249 ~ 1256 建長

1256 ~ 1257 康元

1257 ~ 1259 正嘉

1259 ~ 1260 正元

1260 ~ 1261 文応

1261 ~ 1264 弘長

1264 ~ 1275 文永

1275 ~ 1278 建治

1278 ~ 1288 弘安

1288 ~ 1293 正応

1293 ~ 1299 永仁

1299 ~ 1302 正安

1302 ~ 1303 乾元

1303 ~ 1306 嘉元

1306 ~ 1308 徳治

1308 ~ 1311 延慶

1311 ~ 1312 応長

1312 ~ 1317 正和

1317 ~ 1319 文保

1319 ~ 1321 元応

1321 ~ 1324 元亨

1324 ~ 1326 正中

1326 ~ 1329 嘉暦

1331 ~ 1332 元徳

1332 ~ 1333 正慶

1334 ~ 1338 建武

1338 ~ 1342 暦応

1342 ~ 1345 康永

1345 ~ 1350 貞和

1350 ~ 1352 観応

1352 ~ 1356 文和

1356 ~ 1361 延文

1361 ~ 1362 康安

1362 ~ 1368 貞治

1368 ~ 1375 応安

1375 ~ 1379 永和

1379 ~ 1381 康暦

1381 ~ 1384 永徳

1384 ~ 1387 至徳

1387 ~ 1389 嘉慶

1389 ~ 1390 康応

1390 ~ 1394 明徳

1394 ~ 1428 応永

1428 ~ 1429 正長

1429 ~ 1441 永享

1441 ~ 1444 嘉吉

1444 ~ 1449 文安

1449 ~ 1452 宝徳

1452 ~ 1455 享徳

1455 ~ 1457 康正

1457 ~ 1460 長禄

1460 ~ 1466 寛正

1466 ~ 1467 文正

1467 ~ 1469 応仁

1469 ~ 1487 文明

1487 ~ 1489 長享

1489 ~ 1492 延徳

1492 ~ 1501 明応

1501 ~ 1504 文亀

1504 ~ 1521 永正

1521 ~ 1528 大永

1528 ~ 1532 享禄

1532 ~ 1555 天文

1555 ~ 1558 弘治

1558 ~ 1570 永禄

1570 ~ 1573 元亀

1573 ~ 1592 天正

1592 ~ 1596 文禄

1596 ~ 1615 慶長

1615 ~ 1624 元和

1624 ~ 1644 寛永

1644 ~ 1648 正保

1648 ~ 1652 慶安

1652 ~ 1655 承応

1655 ~ 1658 明暦

1658 ~ 1661 万治

1661 ~ 1673 寛文

1673 ~ 1681 延宝

1681 ~ 1684 天和

1684 ~ 1688 貞享

1688 ~ 1704 元禄

1704 ~ 1711 宝永

1711 ~ 1716 正徳

1716 ~ 1736 享保

1736 ~ 1741 元文

1741 ~ 1744 寛保

1744 ~ 1748 延享

1748 ~ 1751 寛延

1751 ~ 1764 宝暦

1764 ~ 1772 明和

1772 ~ 1781 安永

1781 ~ 1789 天明

1789 ~ 1801 寛政

1801 ~ 1804 享和

1804 ~ 1818 文化

1818 ~ 1830 文政

1830 ~ 1844 天保

1844 ~ 1848 弘化

1848 ~ 1854 嘉永

1854 ~ 1860 安政

1860 ~ 1861 万延

1861 ~ 1864 文久

1864 ~ 1865 元治

1865 ~ 1868 慶応

1868 ~ 1912 明治

1912 ~ 1926 大正

1926 ~ 1989 昭和

1989 ~ 2019 平成

2019 ~     令和