京童ノ口ズサミ 花宴 ニツイテカタルノミ
![]() | 源氏物語 08 花宴 (2012/09/13) 紫式部 商品詳細を見る |
この戸口の奥にあるくるる戸もあいていて、そして人音がない。
こうした不用心な時に男も女もあやまった運命へ踏み込むものだと思って
源氏は静かに縁側へ上がって中をのぞいた。
感想
源氏がたまたま弘徽殿?のニョゴのところへいこうとしたら
綺麗なヒトにあって一晩過ごしたお話でした。
しかし相手がわからない…。
向こうも困っているだろうなー。
みたいなことを考えながら再度アタックしたら
その女性に会えて…。
次回に続くって感じでした。
話をもっていくのがうまいなー。
こうして次が気になるのでしょう。
頭中将がすごくかわいそう。
演武?がすごくうまいのに
源氏の存在によってほぼ黙殺されている。
時代が時代なら彼が主人公になってもいいのに…。
源氏ってすごいなー。
って感じです。
京童ノ口ズサミ 紅葉賀 ニツイテカタルノミ
キンドルって素晴らしい。
そろそろ源氏物語をすべて読もうと思っているので
穴を埋めるつもりで書きました。
ワードにあったものをこぴーあんどぺいすとです。
そろそろ放浪中のワードのやつも纏めなければと思いながら現在に至る…。
![]() | 源氏物語 07 紅葉賀 (2012/09/13) 紫式部 商品詳細を見る |
感想
56とかのおばあさんを源氏が落としたお話し。
紫の上を隠すためか?情動的と呼ばれる女性に手を出した。
頭中将も同じくして懲らしめるために同じ女性に手を出した。
そんなものらしい。
そして源氏の子供が帝のことして生まれてしまった。
顔が似ているためばれるかと思いきや出来の良い子は似るものだと感じたらしい。
このあたりの描写がやはり現代のに比べあっさりしている気がする。
現代の手法ではこういった緊迫するあたりを時間をかけて
描写することによってスロー再生のような感慨を及ぼすことを意図してやたら長いのが続くが
こうもあっさりされてしまえばしまうほど物足りなさを感じてしまうのは読みなれてしまったからか?
困ったものである。
この時代に12月に生まれる予定が2月に生まれたということで
10月10日制はいつから始まったものなのだろうか?
それとも暦が不安定だったのだろうか?
暦を支配できるものは水の流れを操れるので上に立つことができると聞いたことがあるが
やはりその通りであろう。
しかし皇室というなぞの組織を崇拝している日本では
それらは陰陽道という役職にとってかわられたのだろう。
伝統を重んじるというのはなぜであろうか。
だれだれの血を受け継いでいるからすごいというのは
やはりそのころから遺伝の凄さを知っていたということか。
まー単純に言えばあるとき功を成して成り上がると
それを維持するために子供の教育には力を注ぐ。
するとその子も大抵の子であれば上に立つ素質位できるだろう。
そうやって血であったのが教育という素晴らしい構造のおかげで誰でも偉くなれた。
ようはちゃんと受けてさえいれば良いのだ。
振り返って現在の世の中を眺むるに誰でも高等教育を受けることができるようになった。
すると教育を受けていたかどうかではなくまた別の基準でもって序列が組まれることとなった。
最初はやはり声の大きさであると推測される。
声の大きいものはそれだけ強いのだ。
短時間で有ればこれはこのまま維持されてそれで終わってしまうのであろうが
長期間にわたるためにはどのようなもの必要でそれらはどこで学べばよいのであろうか。
ただ生きるのは簡単でよりよく生きるためにはやはり先人の知恵を拝借したほうが良いのであろう。
自分で試すより書いてあることを信じたほうがかなり成功する確率は上昇すると思われる。
しかし現在成功しつつあるヒトを見習って行動を起こした方がよくないであろうか?
ということで背中を見て育つなどと言われるのであろう。
そのほうが教えるほうも口で教える必要がないし楽である。
学ぶは真似るの変化という説もなかなか間違ってはいないようだ。
真似るためには見なければならないし実際にどこかでやってみなければならない。
口で説明すると本位の10分の1程度しか伝わらないことと比べると格段に効率の良いやり方であろう。
そして実践している中で自分のやりやすいように変化を加えやすいという点においても便利である。
万人に通用する方法などないのだ。
自分で編み出すしかない。
こうやって考えている良いものだけれど結局なぜやるのかについて答えが出ていないのだ。
やる意味というものが見つかるとするならば私は有能になれるだろう。
時間などいくらでもかけてやる。
意味があるならば。
知っていることが少ないのは事実であるがそのような中で知らないのであるから
全て知らないと一義的に言って良いものなのか考えなければならないだろう。
難しいものだ。
何をしたいのであろうか。
何がしたくないのであろうか。
そこが問題だ。
何でもやれるけど何がやりたいのかがわからないというのが問題だ。
もう少し時間があるのでそこら辺をきっちり詰めていく必要があるのだろう。
京童ノ口ズサミ 末摘花 ニツイテカタルノミ
![]() | 源氏物語 06 末摘花 (2012/09/13) 紫式部 商品詳細を見る |
匂う末摘花の香に
久しぶりに読みました。
なんかあんまり上流ではない女性の処に
苦労して通って
顔を見たらすごい不細工でした。
こんな顔で上流でないのだから私以外はだれも構ってあげないだろう。
ということで良人(おっと)になってあげましたというものでした。
この時代から見た目か金か。なんですね。
まー源氏のヒマつぶしで有るようですが
そんなものですか。
まだまだ序盤ですが
既にだれがだれかわからなくなってきて
源氏=えらいヒト位の認識で読んでいるので
なかなか、なかなか。
京童ノ口ズサミ 若紫 ニツイテカタルノミ
![]() | 源氏物語 05 若紫 (2012/09/13) 紫式部 商品詳細を見る |
誘拐は犯罪です。
若紫の色毎に
前々から狙っていた桐壷のどっかしらで関係している女の子を拐しました。
偉ければ何でも許される。
この世界の特徴ですね。
話の筋は単純ですが書き方が良い。
そこはかとなく古文って感じがしながら
かといって読みにくいわけでもない。
まー時々内容が追えなくなって何話しているのだろうとか思いますが
それはそれでしょう。
本日のランキングが周りがみなさん255位で
昨日はなんか周りが表示されてなかったり
調子があまり宜しくないようですね。
まだまだ250位の壁は破れません。
別に超える気も、破る気も、擦り抜ける気もありませんが
連続的に見ていると面白いものです。
本当に気が無かったら書かないでしょう。
それなりに気になっています。
かといって1位を目指しても面白くない。
何か違う尺度で測定できないものですかね。
京童ノ口ズサミ 夕顔 ニツイテカタルノミ
![]() | 源氏物語 04 夕顔 (2012/09/13) 紫式部 商品詳細を見る |
休らう道の夕顔は
乳母の隣に住む位の低い女性に恋をしました。
感想
情緒を解しない山の男でも、休み場所には桜の陰を選ぶようなわけで
と書いてあるが桜の森の満開の下では山の男でも桜の満開の下は避けるとある。
源氏の時代の桜ってそもそもソメイヨシノではないからあんまり綺麗でないのかもしれないとか。
最近やっとキンドルのメモ機能の意味が解り引用することが可能になった。
アマゾンに対抗するのか本屋にもキンドルの使い方についての説明書のようなものが
おいて無く…。ユーザーのこと考えろよー。とか思ったり思わなかったり。
見し人の煙を雲とながむれば夕の空もむつまじきかな
風流を解しない京の童でもおもしろいなと思わせました。
というか源氏は3話目において女性を怖がらせて殺すという暴挙に出て
自分も1か月位寝込むとかおおらかでいいなー。
歴史に疎いため源氏と陰陽師が同じ時代なのか違うのか
違うならどれくらい違うのか知らないしあまり興味もないが
昔は妖怪が活きていて(文字通り)素晴らしい世の中である。
寺田先生が化け物の進化において論じられているが
今はコンピュータの中にでも住み着いているのだろうか。
私は夜の散歩が好きだが銃を持ったおじさんがそこらじゅうにいて
なかなか、なかなか。
守られてるのか、見張られているのか、自由なのか、不自由なのか。
なんだかんだ源氏がすごいのではなくそのお付のヒトの素晴らしさがわかってきました。
麗しいヒトだからといってこんなにもいろいろ尽くすものなのか。
やはり生で見てみないと源氏の凄さは解らないものですね。
というか布石?伏線?として六条の貴女が出てきているが
会いに行ってもらえず…。
京童ノ口ズサミ 空蝉 ニツイテカタルノミ
![]() | 源氏物語 03 空蝉 (2012/09/13) 紫式部 商品詳細を見る |
われから音に鳴く空蝉や
帚木さんと遊んでいたやんちゃな女性。
部屋を間違えて(本当かよ)夜這いをかけてしまった。
感想
感想。感想。感想。
へーとしか思わんかった。
源氏スゲーなのか、女性…。なのか
小説ってこんなものなのか。
特に何を求めて読んでいるわけでもないし
特に何を考えて読んでいるわけでもないので
特に何を今現在考えているわけではないのだな。
おいしい食パン屋さんを見つけたことは今日のとてつもなく
良かったことだな。
山崎さんも藤島さんも美味しいのだけど
やはりパン屋(パン屋だけど)が作ったものは違うなー。
まーそれなりの値段がして毎回毎回
買うわけには行かないけれど
時々気が向いたら買いに行こうって思える距離だし
万歩計買ったからそれの運動(歩数稼ぎ)のためにも
役に立ったし喜ばしいことだ。
万歩計は今や万歩計だけではなくカロリーとか出してくれるのでとても面白い道具であるが
体重が一定として計算されている。

この1週間の体重の測定結果の変異を見ると微妙に(1㎏)位だけど変化している。
14日に測定し損ねたので前日との差分をとっているからその辺は点線としていて
ほとんど意味のないグラフだけど…。
それらについても同期的にタニタさんが計測してくれるシステムを
作ってくれると信じているので今後に期待です。
後は温度計と血圧計であるが
温度計が2000円くらいで血圧計が10000円くらいでまだまだ手が出ない。
閑話休題(どうでもよろし)
なぜか空蝉からタニタさんの話になってしまいましたが
それだけ感想があまりなかったということですね。
これでは残り51帖感想が浮かぶのか気になるところではあります。
まーなるようになるでしょう。
京童ノ口ズサミ 帚木 ニツイテカタルノミ
![]() | 源氏物語 02 帚木 (2012/09/13) 紫式部 商品詳細を見る |
よそにも見えし帚木は
やっぱり古典は難しいです。
与謝野晶子訳とはいえ、与謝野さんの時代から少し経っているので
タダ本でないのが残念ですが瀬戸内寂聴訳も読んでみたい。
おじいさんの若妻に横恋慕した源氏が夜這いをかけるも失敗し…。
というような感じだったか?
感想
この時代は偉い男は妻だけでなく情人を何人も持っていて
女は耐え忍ぶしかなかった様です。
でも生物学的に考えるとこれは普通。
男が偉いということはそいつの能力の高さを証明し
女としては二番妻だとしてもそこらへんの下級の男よりは
子供が将来偉くなる可能性が高いと考えられる。
男は一人の妻よりもたくさんの妻を持つ方が子孫が残る確率が高まる。
そして妻にはバックに親という存在がいるから子供だけ作ってしまえば
後はその親とかが世話してくれる。
持てる者はますます持てて、持てないものはますます持てない。
なんかうまくいっている言葉を忘れてしまいましたがなんかあったような気がします。
結婚の制度というのはキリスト教が確か神の前で誓わせればその子供は確実に
キリスト教徒となりキリスト教徒が増えるとかいう理由で始めたとか。
結婚制度の良いところというか悪いところは一対一であるということです。
男も女もほぼ一生涯付き合う相手を選ばなければならない。
出来る男は困惑します。出来ない男は喜びます。
出来る男の子孫は相対的に減り、できない男の子孫は相対的に増えます。
だって浮気を除いたら一人にしか精子が供給できないんだもん。
ということで現在のような社会になったのかも知れません。(どんな社会だ!)
出来る女は関係ありません。出来ない女は困ります。
出来る女は相変わらずちやほやされ、出来ない女は出来る男の二番妻になれなくなりました。
だって男なしで子供を育てるのは大変なんだもん。
ということで現在のような社会になったのかも知れません。(どんな社会だ!)
信頼信頼と言われますが信頼ではなく保証が必要なのです。
男はこの子供が自分の子供である確率を頭の中で計算し
この子供に養育費として捧げるか、情人を作るために捧げるか
無意識に考えているという報告があるとか。
遺伝子を調べたらアメリカの子供の60%だったかは自分の精子からなる
子供ではなかったとか。
女性は長けているのか、男性が下手なのか。
全て遺伝子を調べて自分の子供である確率を(まだ完ぺきではないとか)
子供を産んだ際に調べる商売は儲かるのか。
私を信じてよと言えなくなる女性。安心できる男性。
システマチックになってしまい、愛情とかいう場合ではなくなりますね。
厭だ厭だ。
帚木さんは美しい源氏に相対してもおじいちゃんをとりました。
凄いと思います。これが愛情と呼ばれるものか。
良人と書いてオットと呼ばすこの考えは面白い。
寺田先生もそのように書いていましたが
良くないのがこの時代のオットであると思われるのになかなか、なかなか。
言葉だけでもということか。
京童ノ口ズサミ 桐壷 ニツイテカタルノミ
![]() | 源氏物語 01 桐壺 (2012/09/13) 紫式部 商品詳細を見る |
権力争いは男性だけのものではなかったか。
感想
初回は光源氏を生んだ母親の話。
父親はお偉いさん、母親は美人。
この組み合わせでは素晴らしい子供が生まれる確率が高いのは言うまでもない。
さらに彼らが教育を施すので環境もばっちし。
生物学的に見ても光源氏が有利なのは間違いありません。
美人が弱いという話はここから始まったのか。
美人薄命と申しますがこれはなぜなのでしょうか。
言葉だけで考えれば美人はみんなの意識に残っているので
(男は羨望の対象として、女は嫉妬の対象として)
対象外の女性よりは短い印象を与えてしまうというもの。
しかし火のないところに煙はたたぬ。と申します。
何かしら原因が存在すると思います。
たとえば、(これを書いてから考えましたが)
基本的に生物であればどちらの姓がもう一つを選ぶとはいえ
弱いほうが美しいと感じてしまうものは消えて行ってしまうはず。
それともそれだけ弱くても生きていける世の中になってからの傾向か。
もしくは赤ん坊は誰でも守ってあげたくなるように
弱いというふりをすると女性に利があった。
そのため普通に弱いヒトも美しいと男が認識するように進化した。
なんか変だな。
途中から帝が守りたくなったのはこれでも説明できるかもしれませんが
見初める理由がわからない。
父親はおらず、母親が美人かどうかはわからない。そして弱い。
なぜ見初めた帝!!!
ヒトも反対の性質の持つ異性に惹かれると申します。
これは性質が違えば遺伝子が違うと考えられるので
二人のハイブリットはより強いと考えられるから。
しかし強い帝が弱い桐壷を選ぶかというと…。それは違うだろ。
恐らく一話完結なのでこの理由が後半明らかになるとは思えず
もやもやしてしまう初回。こうやって紫式部は引っ張ったのか。
京童ノ口ズサミ 源氏物語 ニツイテカタルノミ
その中の一つ
受験に出るかもとか言われたとか言われないとか
関係ないけど声に出して読みたい日本語〈4〉に出ていて
すべて覚えましたが結局でないし題名だけ覚えてもしょうがなかったことは覚えています。
二条河原落書もそうですが無駄に覚えるのが好きです。
そして作る人がうまい。
イロハニホヘトもそうですが日本人って語感をうまくとらえています。
これもひとえに日本語という複雑な言語体系
漢字、ひらがな、仮名という諸外国には見られない文化のおかげです。
世界共通語を日本語に!これは私の野望です。
だって英語…英語なんだもん。
科学の世界の共通語は Poor English (下手な英語)
これは昔お偉い先生が発表したらしいけど忘れた。
でもインディアンイングリッシュとかジャパニーズイングリッシュ(違うか)
英語を母国語としていなくても世界の流れで英語で会話が普通らしいので
地域差がでてしまい、下手な英語と身振り手振りで交流が行われています。(らしい)
閑話休題(どうでもよろし)←こうルビをふったのは誰であったか。
日本語の素晴らしさと現代日本ではあまり見られない
一人の男性とたくさんの女性の交流。
与謝野晶子の名訳で贈るラブストーリー。
ぜひご覧ください。(ナレーションっぽくやってみた)
地道にこれも読んだら感想を書いてみたいと思います。
源氏文字鎖 三条西実隆作
源氏のすぐれてやさしきは
はかなく消えし桐壺よ
よそにも見えし帚木は
われから音に鳴く空蝉や
休らう道の夕顔は
若紫の色毎に
匂う末摘花の香に
錦と見えし紅葉賀
風を厭いし花宴
結びかけたる葵草
賢木の枝におく霜は
花散里の時鳥
須磨の恨みに沈みにし
忍びて通う明石潟
たのめしあとの澪標
繁き蓬生露深み
水に関屋の影映し
知らぬ絵合おもしろや
宿に絶えせぬ松風も
もの憂き空の薄雲よ
世は朝顔の花の露
ゆかり求めし乙女子が
かけつつ頼む玉鬘
臈たき春の初音の日
開くる花に舞う胡蝶
深き蛍の思いこそ
その懐かしき常夏や
遣水涼し篝火の
野分の風に吹き迷い
日影雲らぬ行幸には
花も窶るる藤袴
槙の柱は忘れしを
折る梅枝の匂う宿
解けにし藤裏葉かな
なにとて摘みし若菜かも
森の柏木楢の葉よ
横笛の音はおもしろや
宿の鈴虫声も憂く
暗き夕霧秋深み
御法を悟りし磯の蜑
幻の世の程もなく
雲隠にし夜半の月
聞く名も匂宮兵部卿
うつろう紅梅色深し
忍ぶ節なる竹河や
八十宇治川の橋姫の
逃れ果てにし椎本
共に結びし総角は
春を忘れぬ早蕨も
元の色なる宿木や
宿りとめ来し東屋の
法の名も浮舟の中
契りの果ては蜻蛉を
己が住まいの手習は
儚かりける夢浮橋。